使えるツール「ライフサイエンス辞書」

今回ご紹介するのは、英文論文を書くときに便利な「オンラインの生命科学用辞書」。その名もライフサイエンス辞書です。


アドレスが「LSD project」と読めるので「あやしすぎるぜ!」という第一印象……。Life science dictionaryの略ですね。1993年ころから、京都大学薬学部の金子教授を中心としたメンバーにより作成・更新され続けているオンラインサービスです(一部有料だが無料分だけで十分に使える)。これ役に立ちますよ。

普通に生命科学関連の英単語を調べることができる「英和・和英」に目が行きがちですが、このサイトの真骨頂は、「コーパス」にあります。


実際にやってみましょう。「コーパス」を選んで、demonstrateという単語を入力してみると……。

Demonstrateという単語を使った生命科学系の例文が100個くらいずらっと表示されます。例文集をごっそり検索することができるわけです。これはすごい。


生命科学系の論文を書く人にとっては、ある単語をどういう風に使ったらいいのかを調べるのにめちゃくちゃ役に立ちます。


さて、トップページから「プロジェクト」→「目的とメンバー」をクリックすると、作成者たちの似顔絵(!)が出てきます。また、トップページ一番下の「ご利用ガイド」が、しゃれが利いてて好きですね。


「『きっと電子辞書は便利なので、利用者がこれなしではやっていけない(=強く依存する)辞書になるだろう』と思い、依存性薬物であるLSD-25にかけてLife Science Dictionary (LSD)という名前を考えました」


なんだ……狙って名前を付けてたのか……やるなあ。

(担当I)

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